沖縄 は 生物多様性 のとても 豊 かな島です。ところが最近、もともといた生きもの( 在来種 )が 減 り、 よそから来た生きもの( 外来種 )が目につきます。 在来種 は本当にいなくなったのでしょうか? 外来種 はどこまで広がっているのでしょうか?こんな、身近な自然の変化をみなさんに調べてもらおう! というのが「生きものいっせい 調査 」です。
昔、アオカナヘビは、 沖縄島 では家の近くで見つかる身近な生き物でしたが、 最近は 減 っているといわれています。こうした生き物が今どうなっているかを知ることで、身近な自然の変化について新しい発見があるかもしれません。身近な生き物や自然が、今どうなっているかを知るために、みんなの協力が必要です。
沖縄県内 の小学校に 調査票 を 配布 し、 夏休み 期間中 に家や学校の周りで見つけた生き物を調べてもらいました。
フォトコンテストも 同時 に 実施 し、 生き物の写真と写真を 撮 った場所を教えてもらいました。
2019年の 調査の結果 は、下のリンク先からダウンロードできます。 調査の結果 はのページからも見ることができます。
生き物をクリックすると 調査結果 が見れます。
今回
も「
生
きものいっせい
調査
」に
協力
していただき、ありがとうございました。この
調査
により、いろいろな
生
き
物
がいる
場所
の
情報
がたくさん
得
られました。
アオカナヘビ
類
は
少
し
前
までは
民家
の
庭先
や
畑
など、
身
の
回
りでごく
普通
にみられる
存在
でしたが、
気
がつけば
沖縄県全域
で
数
が
減
り、
特
に、
宮古諸島
のミヤコカナへビ、
八重山諸島
のサキシマカナヘビは
絶滅危惧種
になってしまいました。みんなで
行
うこの
調査
によって、こういった
種
についてもっと
情報
を
集
め、
生息状況
を
明
らかにできれば、これらの
種
を
守
っていくためにどこから、
何
を
始
めるのが
効果的
なのか、
保全
の
計画
が
立
てやすくなります。
一方
、
沖縄島
の
南部
や
座間味島
では、もともといなかった
外来種
のグリーンアノールが
増
え、
生態系
への
影響
が
心配
されています。これ
以上広
がらないように
沖縄県
や
環境省
が
対策
していますが、
残念
ながら、
拡散
を
完全
に
食
い
止
めることはできていません。このトカゲは
何
にでもくっつくことができるので、
物資
に
紛
れて
遠
くまで
運
ばれ、そこで
増
えてしまうことが
心配
されています。ここでもみんなで
行
うこの
調査
が
役
に
立
ちます。たくさんの
目
で
監視
して、
外来種
の
拡散
をいち
早
く
見
つけることができれば、
対策
も
格段
にとりやすくなります。
身
の
回
りの
小動物
に
目
を
向
け、その
変化
を
記録
することは、ひいては
地球環境
の、もっと
深刻
な
変化
に
気
づくためにもとても
重要
なことだと
思
います。